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JOHN HIATT & THE GUILTY DOGS 「HIATT COMES ALIVE AT BUDOKAN?」     1994

 タイトルの「BUDOKAN?」のクエスチョン・マークがミソですね。
てっきり武道館ライヴだと思っちゃいますよ。実は全米ツアーでのライヴ音源です。
武道館でライヴ・アルバムを作る、というのが一種のステータスだったのでしょう。

 そう言えば、武道館でライヴを観たというのはあまりありませんねぇ。
30数年前のニール・ヤング、レインボーぐらいでしょうか。
音響的にあまり馴染めなかったので敬遠してたかも。
大学の入学式も武道館だったなぁ。

 「Angel Eyes」以外はすべて彼のオリジナル・アルバムに収録された曲で、
この「Angel Eyes」は、88年のジェフ・ヒーリィーのデビュー・アルバム
「SEE THE LIGHT」のために書き下ろしたものです。
ジェフのアルバムでジョン・ハイアットの名前が作者にクレディットされていたので
調べてみると、ジョンのものはオリジナル・アルバムには未収録で、
このライヴ音源と、ベスト盤のスタジオ・ヴァージョンだけのようです。
ジェフのアルバムでもかなり気に入ってたのですが、さらっと唄っていたジェフに対し、
さすがオリジネイターのジョン・ハイアット、ソウルフルに唄い上げています。

 「Have A Little Faith In Me」「Feels Like Rain」などジョンの
ソウルフルな魅力が堪能できるライヴ・アルバムではありますが、
スタジオ・ヴァージョンに対して、それほどテンションが高くなく、
さらっと聴き通せる作品です。

 しかし、柔道着を着てハチマキをしめて、ギターを抱えたこのジャケット...
ちょっと絶句です。(笑)