『ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、リチャード・ライト...
4人の再会がもたらしたニュー・プロジェクト。時空を超えて構築される、ノン・ストップ、
2時間20分を超える壮大なドラマ。』
2CDのベスト・アルバムということになるのでしょうが、リマスターに際し、
メンバーが大々的に関わり、デビュー当初の曲から「対」までを編集しています。
つまりシド・バレット在籍時のサイケ~70年代プログレ~
「ザ・ウォール」などのコンセプチュアル~ギルモア主導の新生フロイドを含む選曲で、
これだけのスパンをすべて網羅するとなると最低2CDのスペースは必要だったのでしょう。
全26曲ノン・ストップの音空間です。
ただ曲順が新旧入り乱れており、それらが無理矢理つなげられているようで、
実はテーマ上のつながりはわかりませんが、前の曲のエンディングと次の曲のイントロが
自然につながっており、「え!?いつの間に次の曲に行っちゃったの?」て感じです。
またジャケット(ブックレットと箱ジャケ)にもたくさんの秘密が隠されていますねぇ。
これを解析するのも大きな楽しみです。
ピンク・フロイドといえば、一番好きな曲は「Echoes」かな?本ヴァージョンは
7分ほどエディットされた別ヴァージョンとなっています。なぜかこの曲のみ
前後とはつながっておらず、単独の楽曲として収められています。
当時のミュージック・ライフに、箱根で髪をなびかせてギターをプレイするギルモアの
写真が印象的でした。たぶんこの「Echoes」なんかも演奏したのでしょう。