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ART FARMER 「ART」     1960

 『ワン・ホーンで情感豊かに歌う。
アート・ファーマー永遠不滅の名盤。』

 歌心がジャズの魅力、という点では、このアート・ファーマーは
ベイカー、ペッパーに並んで、ワタシの大好きなミュージシャンです。

 ベニー・ゴルスン、カーティス・フラーとのジャズテットの活動と並行して
吹き込まれたワン・ホーン・アルバムで、彼の歌心が充分堪能できる名盤です。

 誰もが名演!というB-3「I'm A Fool To Want You」...
チェット・ベイカー&ハロルド・ダンコのヴァージョンも美しかったですが、
アート・ファーマーもさすが! トミー・フラナガンのピアノも美しく、
まさに相乗効果ですね。

 また、A-3「Who Cares」や、ゴルスン作のA-4「Out Of The Past」
のような曲でのトミフラのピアノの転がり方もなかなかです。思わず唸っちゃいますよ。
とにかく魅力のたくさん詰まった「ART(芸術)」です。