72年の「OF RIVERS AND RELIGION」に続く作品です。
一体、ジョン・フェイヒィにはどのような心構えで接しれば良いのか...
と考えてしまうことがあります。前作では「河編」と「宗教編」という2つのテーマで、
特に「河編」では蒸気船が河を進んでゆく情景を頭の中で映像化できる実験的な試み
(これまたワタシの憶測です)を行っていましたが、続く本作では、ニュー・オーリンズや
ハワイを旅しているような錯覚に陥れる催眠術的効果もあり、またまたフェイヒィの
実験台にされてしまったような気分です。(笑)まさに「フェイヒィ・マジック」ですね。
タイトル曲「After The Ball」は、19世紀のバラードらしいのですが、管が
リード・パートを担当する変り種の曲ですが、フェイヒィのノスタルジックかつ
ハート・ウォーミングなアレンジも素晴らしいです。ますますフェイヒィという人が
わからなくなってきました。(笑)