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KENNY DORHAM 「ROUND ABOUT MIDNIGHT AT THE CAFE BOHEMIA」     1956

 56年にジャズ・メッセンジャーズを離れ、ジャズ・プロフェッツを結成、
本作はそのジャズ・プロフェッツを名乗っていないものの、その第2弾とみていいでしょう。
本作に収録されているのは56年5月31日のカフェ・ボヘミアでのライヴ・テイクで、
ボビー・ティモンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、アーサー・エッジヒル(ds)のクァルテット
によるステージと、それにJ.R.モンテローズ(ts)とケニー・バレル(g)が加わった
ステージの2種類が含まれています。

 曲目も「Round About Midnight」や「A Night In Tunisia」「Autumun In NY」
など、どれも文句なし。「Round About Midnight」でのドーハム&ティモンズの
しみじみとしたプレイは何なんだ!? 決して派手さはないけど、この曲の数ある名演の
中でもかなり好きな演奏です。

 また「Autumn In NY」でのドーハムのプレイも良いし、なによりもジャズ・メッセンジャーズ
以前のティモンズのピアノはそれほどファンキーでなく、メロディアスに吹くドーハムを
上手にサポートしています。