ロウリー・マックという女性シンガーの、どうも自主制作盤のようです。
(5曲入り、15分40秒しかありません)
自作の"トレイン・ソング"を集めたもののようで、自身も鉄道関係に従事
していたようです。トレイン・ソングといってもブルーズやルーツ系の音を
想像しますが、バンド・スタイルのフォーク・ソングです。
彼女の唄は素人ぽいところもありますが、バックのバンドは多分スタジオ・ミュージシャン
だと思われますので、フィドルやマンドリン、バンジョー、ベダル・スティール、ピアノ
など、曲によってはカントリー・ブルーズ調やブルーグラス風のものもあり、
演奏だけを聴いていても楽しめます。特に「Ninety Six Trains」や
「Amtrack Blues」でのハーモニカ・プレイは、この手のトレイン・ソングには
欠かせない、列車が走り抜けるイメージを演出していて楽しいですよ。