イメージ 1

CLINT BLACK 「ONE EMOTION」     1994

 "ニコニコ"クリントの5作目。
「Summer's Comin'」や「Wherever You Go」「Life Gets Away」などの
ヒット・チューンに交じって、クリントが尊敬していたマール・ハガードが
書いた曲をクリント自身が譲り受け仕上げた「Untanglin' My Mind」や
マイケル・マクドナルドと共作した「You Made Me Feel」なども含まれています。

 でもやはりクリントの魅力は高めのキーで唄う曲と自身のハーモニカ・プレイでしょう。
「Wherever You Go」では1オクターヴ低いところから唄うフレーズがありますが、
そこから1オクターヴ戻るところなどはまさにクリントの真骨頂です。

 前作の「NO TIME TO KILL」でワイノーナとデュエットして、その後も
彼女とジョイント・コンサートを行い話題をふりまいたクリントですが、
本作では彼の唄とハーモニカが充分に堪能できる秀作だと思います。