『「クライ・ミー・ア・リヴァー」の歴史的な名演が心にしみる、
デクスターの代表作!』
アップ・テンポでホットなナンバーと、クールなバラードが交互に展開される
アルバムです。曲によってはジミー・ロビンスンのトランペットとの2管構成
ですが、やっぱりワン・ホーンですね、この人の魅力は。
とにかく「Cry Me A River」、この1曲に尽きます。これだけ太い音色で
哀愁を感じさせるのですから。またラストの「Tenderly」これも素晴らしい!
とにかく本盤に収録されたバラードは、どれも甲乙つけがたいです。この2曲での
カール・パーキンスのピアノも素敵です。
この人のバラードは、ムード音楽のような親しみやすさと、骨太な男の色気
という相反するものが同居しているようで好きですねぇ。