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BEN SIDRAN 「THAT'S LIFE I GUESS」     1976-79

 『ジャズ・スピリットをもったフュージョンの魅力。
シドランがアリスタ・レーベルに残したアルバムの初CD化。』

 アリスタに録音した4種のアルバムからのベスト盤です。

 彼自身は決してジャズ・シンガーではないのですが、ジャズ評論や
ジャズ番組などを持っており、自身の歌やピアノにもジャジーなテイスト、
フレイヴァーが感じられます。

 このアリスタ時代には、ビリー・ジョエルの「ニューヨークの想い」や
モントルーでの「いつか王子様が」なども収録されており、かなりお洒落な
シドラン・ワールドが展開されています。特に「ニューヨークの想い」は
本家ビリー・ジョエルを超え、私的にはマーク&アーモンドのヴァージョンに
次ぐものと思っております。

 それにしても、このアリスタの4枚に加わったジャズ系のミュージシャンの
顔ぶれの凄いこと!ブレッカーズやカールトンはともかく、
ブルー・ミッチェルやウディ・ショゥ、トニー・ウィリアムズなどが
シドランの歌伴をするなんて、ちょっと信じられないというか、
それだけ惹きつける何かをシドランはまちがいなく持っています。