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STEVIE RAY VAUGHAN 「BLUES AT SUNRISE」     1983-91

 SRVのスロー・ブルーズばかりを集めたアルバムです。

 このCDジャケット(デジパック)の表と裏に円状の汚れみたいなのがついてるんですが、
これはLPジャケットによく現われるレコード盤の跡を模したものらしく、
なかなか凝ったアイデアです。

 既発のアルバムからチョイスした曲に
 「Tin Pan Alley feat. Johnny Copeland」(モントルー・ライヴ)
 「The Sky Is Crying」(アウトテイク)
 「Texas Flood」(エルマカンボ・ライヴのヴィデオ・ヴァージョン)
などが収録されています。

 10曲中9曲はカヴァーで、無理やり「Chitlins Con Carne」(ケニー・バレル)
なんかも入れていますが、唯一オリジナルの「Ain't Gone 'N' Give Up On Love」
もキーボードがねっとりからみついていて、なかなか捨てがたい一曲です。

 さすがにスロー・ブルーズばかり集めたので、「ブルーズの真髄はスローにあり」
と信じている私のような者には大歓迎ですが、SRVのロック・テイストを好きな
方にはちょっと退屈かも...。