「TETE-A-TETE」と共にジョージ・ケイブルズとのデュオで吹き込まれた
ラスト・レコーディング。
最後にして素晴らしいアルバムです。ドボルザークの「家路」をアレンジした
「Goin' Home」、ここではクラリネットを吹いてます。
そしてレイ・チャールズのレパートリーであった「Don't Let The Sun Catch You Cryin'」、
レイの熱烈なファンであったペッパーの要望で録音されました。
またスティーヴィー・ワンダーの「Isn't She Lovely」はケイブルズが持ち込んだ曲で、
ケイブルズのポップなピアノの伴奏と左手のベース・ランニングで、ペッパーは
クラリネットとアルト・サックスを吹いてますが、ケイブルズは楽しそうなのに
ペッパーは吹かされている、という感じをどうしても受けてしまいます。
本作は4月に吹き込まれ、5月にツァーに出ますが、6月にペッパーは
帰らぬ人となりました。涙を誘う「Lover Man」のクラリネットです。