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CHET BAKER 「LOVE SONG」     1986

 『ハートを奪う甘美な魔力・・・レイジーなヴォーカル、メロウなトランペット、
チェットのマジックが聴く者をまた魅了する。』

 永いこと廃盤になってましたが、今年になって再発されているようです。

 86年12月のオランダでのセッションは本盤と「COOL CAT」「SINGIN' IN THE MIDNIGHT」
の3枚に分けて収録されています。

 「I'm A Fool To Want You」
 「You And The Night And The Music」
 「Round Midnight」
 「As Time Goes By」
 「You'd Be So Nice To Come Home To」
 「Angel Eyes」のスタンダード、そしてベーシストのオリジナル、
 「Caravelle」という構成で、「Round About Midnight」と「Caravelle」
はインストです。

 1曲目のスローなマイナー調のラヴ・ソング「I'm A Fool To Want You」
ここでのヴォーカルとトランペットはチェットの唄モノで5本の指に入る
好きな曲です。切なさを通り越して悲壮感さえ感じさせるヴォーカルとトランペット、
ハロルド・ダンコのピアノももの哀しげでいいですね。

 また「You'd Be So Nice~」での軽やかなスキャットも聴きモノです。
(もちろん、この声だからスキャットも活きるんでしょうね。)