『真夏の夜を癒す、心地よいメロディー、上質な時間。
ビーチ・ボーイズ、スティング、スティーリー・ダン、ジェイムス・テイラー、
70’s~80’sを彩った愛すべき名曲たちを、心地よいボッサ・スタイルでどうぞ・・・。』
まずはともあれ収録曲から
Down To You (J.ミッチェル作)
Never Die Young (J.テイラー作)
Here It Is (L.コーエン作)
When We Dance (スティング作)
Satellite (E.スミス作)
Were You Blind That Day (ベッカー&フェイゲン作・原題「Third World Man」)
Love Is For Strangers (ベッカー&クライン作)
You And The Girl (ソウザ&クライン作)
Living Without You (R.ニューマン作)
I Can't Let Go Now (M.マクドナルド作)
God Only Knows (B.ウィルスン作)
Waters Of March [三月の水・英語ヴァージョン](A.C.ジョビン作)
ボーナス・トラック
Aguas De Marco [三月の水・ポルトガル語・ヴァージョン]
This House Is Empty Now (バカラック&コステロ作)
How The Heart Approaches What It Yearns (P.サイモン作)
どうですか、このラインナップ!
ジャズ・シンガーのルシアーナ・ソウザがラリー・クラインのプロデュースのもと、
ポップスの名曲をボッサ・アレンジで唄っちゃいました。ラリー・クラインといえば、
あのジョニ・ミッチェルの元ダンナで、ジョニのマデリン・ペルーのプロデュースもしてましたが、
現在はこのルシアーナのダンナ。ですから、オープニングの「Down To You」などは、
元妻の歌を現妻に唄わせている...ということになりますね。
もちろん私のお目当てはJ.T.がヴォーカルでデュエットした「Never Die Young」です。
J.T.は自分のヴァージョンに忠実に唄っており、ルシアーナの声もまさに
ボサノヴァ・シンガーのような乾いた声質でボサノヴァ・アルバムとしても
まったく違和感なし。
仕事をしながらFMを聴くことが多いのですが、最近ボサノヴァの名曲や
カヴァー曲のかかることの、まぁ多いこと!本作でもボッサ・アレンジのポップスと共に
ジョビンの「三月の水」なども取り上げており、本業のジャズよりもいいんじゃない?
て感じ。ホメロ・ルバンバのギターもさすが!です。
ホント、上質なボサノヴァ・サウンドです。是非お薦めします。