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MAHAVISHNU ORCHESTRA 「VISIONS OF THE EMERALD BEYOND」     1974

 たしか、邦題は「エメラルドの幻映」だったかな?
それとも「幻影」だったかしら?
まさか「エメラルドの伝説」じゃないよね。
「湖に君は身を投げた...」テンプターズじゃあるまいし...。

 ジャン・リュック・ポンティやマイケル・ウォルデンらが加入した
新生マハヴィシュヌ・オーケストラの2作目です。
前作の「黙示録」でのアンサンブルはちょっとモノ足りなさ感じましたが、
本作ではブラスやストリングス、コーラス、ヴォーカルなども加えてしまって、
より壮大なオーケストレーションにしちゃいました。
(でも私的にはジェリー・グッドマンとのスリリングなユニゾン・プレイや
ビリー・コブハムの壮絶ドラミングのほうが好きなんです。)

 長尺モノが無くなり(長くても5分半ほど)13曲も収録。
この小品集、メロディやリズムもわかりやすくなり、
ファンク調などもあったりで、ちょっと戸惑っちゃいますねぇ。

 「Faith」での上昇感、「Be Happy」での
マクラフリンとポンティによる速いパッセージの掛け合いなどは
第一期マハヴィシュヌを彷彿とさせるサウンドで「ハッ!」とさせられます。