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CHET BAKER 「SINGS AGAIN」     1985

『レイジーなヴォーカルと甘美なトランペット、
永遠に輝きを失わないチェットのスタンダード・ソング』

 往年の名盤「SINGS」「SINGS & PLAYS」の再現を企画した日本の制作側は、
「My Funny Valentine」「Look For The Silver Lining」の2曲の再現を
要求し、その他はチェット本人がスタンダードを選んだ「スタンダード集」に仕上がりました。

 さすがに「SINGS」から30年余り、ヴォーカルに不安定な部分こそ見られるものの、
枯れた味わいというか、年輪のようなものすら感じ取れ、
思いのほか、安心して聴けるものとなっています。

 どの曲もチェットが唄うと「チェット節」になっているのですが、
「Someone To Watch Over Me」などはチェットにしてはキーも少し低目で
これもまた良し!