『サンディ・デニー、トレヴァー・ルーカス、ディヴ・マタックスが脱退、
もともとはディヴ・スウォーブリックのソロとしてスタートした作品で、
彼らの長い歴史の中で唯一 "フェアポート"名義で発表された通算10枚目のスタジオ作。
アウトテイク「エンジェルス・ブラウン」を追加収録。』
サンディ・デニー復帰後、「LIVE CONVENTION」「RISING FOR THE MOON」の
2枚を発表後、サンディをはじめ、ルーカス、ドナヒュー、マタックスが脱退、
もはやアイランド・レーベルの「お荷物」となってしまったフェアポート・コンヴェンションが
起死回生のスウォーブ・ソロを企画。それも企画倒れに終り、
結果的にはスウォーブ+新メンバーで ”コンヴェンション"をはずし
"フェアポート"名義で本作を制作しました。
ですから従来のフェアポート・コンヴェンションとはかなりベクトルが違い、
ファンも大きく混乱しました。
トラッドを題材にした「The Frog Up The Pump」のような
ダンス・チューンもあるものの、ブラスを導入した「Don't Be Late」をはじめ、
全編でスウォーブのヴォーカルではインパクトの弱さは否めません。
ギャラガー&ライルを迎えた「Friendship Song」だけは聴いても損は無し!?
「お荷物バンド」と化したフェアポート・コンヴェンションの
アイランド・レーベルでの最後の作品となりました。