上の写真の上はブックレットで、下は三ツ折のジャケットを開いたところ。
下の写真は三ツ折の内側です。
オリジナルは黒地に赤文字と赤の図柄ですが、
このジャケはそれをオフホワイトの紙にプリントされています。
アナログ時代に初めて聴いた時の印象は(ジャズファンとして)
「ゲッツ、合わねぇ~!」でした。
ただジャズを離れボサノヴァの作品としてじっくり聴くと、
ゲッツ、ジウベルト、ジョビンの3人がそれぞれ出しゃばらず
均衡のとれた中にも要所要所で決めワザを出しているようにも聴こえ、
それでいて、所々でゲッツの静寂を破るようなプレイもあり、
そして素人のアストラッドが「女王」になるきっかけにもなった
凄いアルバムであることを再確認させられる不朽の名盤です。
「イパネマの娘」(多分一番よく知られているボサノヴァでしょう)での
アストラッドの素人ぽさも他のメンバーを食ってしまってる所が面白いし、
「調和のゲッツ」(実際はどうだったのかな?)も聴けるしで、
とにかくクリード・テイラーのお仕事は偉大!!でした。
ちなみに所有のブラジリアンやジャズのガイド本数冊には
いづれにも本作は紹介されておりませんでした。(なんでだろー♪)