1980年の9月には、スタンリー・カウエル(p)、ハワード・ロバーツ(g)、
セシル・マクビー(b)、カール・バーネット(ds)らを従え、
ストリングス入りのアルバム「WINTER MOON」と、
ストリングス・ギターを省いた「SEPTEMBER AFTERNOON」を吹き込みます。
ストリングスの演奏に続くブルーズ・ナンバー「That's Love」でのギター・ソロの入り口のブレイクなどは、
とても一発録りとは思えないくらいのキマリ具合で、
ペッパーのソロもホットな部分もちらつかせながらクールな印象を与えるもので、
好きなトラックの一つです。
タイトル曲の「Winter Moon」は、奥様のローリーがアートに取り上げるように薦めた曲で、
ホーギー・カーマイケルの作品で、ストリングスの音色とあいまって、
モノ哀しげなサウンドがたまらなく魅力的です。