79年7月に来日し、「BESAME MUCHO」「LANDSCAPE」の2枚に東京公演の記録を残し、
ついでになぜか石黒ケイの「ADLIB」の中の2曲に参加し、
帰国して9月にトミー・フラナガン(p)、レッド・ミッチェル(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)らと
吹き込んだのが本作です。
ここでの「Nature Boy」のような曲にはアートの、どこか湿っぽいセクシーな部分がうまく表現されていて、
特に「Nature Boy」でのトミフラのピアノ・ソロに続くペッパーへの流れは聴いていて「ゾクッ」とする何かがあります。
そしてオリジナルの「Make A List」でのコマ切れのフレーズで徐々にペッパーとフラナガンが
盛り上がってゆく様も面白く、カウベル(ケネス・ナッシュ)も加えた珍しい演奏です。
でもフラナガン、ちょっと弾きにくそう!?