彼らの3rdアルバム、たしか「堕ちた天使」とかいう邦題がついていたと思います。
所有の輸入盤は13曲ですが、再発分には6曲のボートラが追加されているようです。
"トラッド・パンク" だか "パンク・トラッド"だか呼ばれてますが、
確かに疾走感溢れるパンキッシュな要素は彼らの最大の魅力でしょう。
そんな中にも、クリスマス・ソング「Fairytale Of New York」のような、
ハッとする程の美しいメロディに出会えたり....
ン? この落差はどこかで出遭ったことがあるぞ...そう、トム・ウェイツです!
後期のトムの騒音のようなナンバーの中に、埋もれるように存在する美しいメロディ、
ポーグスとトム・ウェイツ、どこか共通項を見出してしまう私でした。
大ヒット曲「Fairytale Of New York」は、クリスマスに一組のカップルが
若かった頃の二人を回想するという詩で、シェインとデュエットしているのは、
偉大なるイワン・マッコールの娘、カースティ・マッコールで、
本作のプロデューサー、スティーヴ・リリーホワイトの奥方です。
メロディもさることながら、この曲はかなりの存在感ですねぇ。
こんなすごい歌を唄えるシェインもやがて酒に溺れてバンドをクビになったり、大変でしたねぇ。