サウス・トゥ・サウスやキー坊との「ぼちぼちいこか」あたりのイメージを抱いていたものですから
はじめて聴いた時はちょっと拍子抜け...。
大半の曲にスティール・ドラムが使われ、ちょっぴりカリプソ風だったり「ひとりワールド・ミュージック風」だったり...。
かつてのブルーズやラグタイムをベースにしたものと違い、ゆったりとレイド・バックしたラヴ・ソング・アルバムです。
「ウー・ララ」での純粋なまでの愛の詩はそのサウンドと相成ってベスト・トラックだと思います。
そして「鯖、ジンと一緒に食えば腹がこわれもの・・・」と唄う「鯖、ジン」、
詩に大きな意味はありませんがオリエンタルというかエスニックなメロディからカリプソ風のサビに変わる、
何ともヘンテコな旋律です。
『この歌に誘われて、カリブの波がそこまで遊びにやってきた。』