- THE COVERS & SESSIONS」 1973-2003
５ＣＤＢＯＸのＤＩＳＣ－４。カヴァー曲とトラッドを集めたものです。ザ・フーの「Substitute」「The Who Medley」、ブリトニー・スピアーズの「Oops, I Did It Again」、ポール・キャラックの「Tempted」、ニック・ドレイクの「Time Has Told Me」、ジョニー・オーティスの「Willie & Hand Jive」、ジェリー＆ペースメイカーズの「You'll Never Walk Alone」、その他全２２曲が収録されています。
「The Story Of Hamlet」ではダニー・トンプスンのベースとＲ．Ｔ．のアコギでジャズ・ナンバーに挑戦、”ジャズ・ギターもどき”を演じています。（ジャズ・ギターよりもロカビリーに近いかも）また、ニック・ドレイクの名作「FIVE LEAVES LEFT」の中の「Time Has Told Me」、ニックのオリジナルはニック特有の暗い曲調でしたが、Ｒ．Ｔ．はハワイのギタリスト、レイモンド・ケインと一緒に楽しくプレイしてます。後半は裏声で女性のマネをしています。
カヴァー以外には「Shenandoah」「Danny Boy」といった民謡も唄っており、特に「Danny Boy」では、アカペラで始まりロックンロールに転じてしまう楽しいヴァージョンになっています。
カヴァー集といいながら自作の「Wall Of Death」が含まれていますが、よく聴くとディランの「Just Like Tom Thumb's Blues」とジャッキー・デシャノンの「Needles And Pins」が挿し込まれていて、「ニヤリ！」