5CDBOXのDISC-3。「ギタリスト、リチャード・トンプスン」に焦点を当てたもので、アコースティック、エレクトリック両サイドから編集されています。
エレクトリック・セットの「Crash The Party」や「For Shame Of Doing Wrong」などを聴くと「根っからのロックンローラーなんだ」と再認識させられます。同じエレクトリック・セットでも「Calvary Cross」や名曲「Sloth」のような重いヴァージョンでは、「ギタリスト&ヴォーカリスト」としての才能を余すところなく堪能できます。特に「Sloth」はフェアポート名義のヴァージョンは過去にもたくさんありましたが、こちらはR.T.バンド名義で、フィドルは入っていないものの、例の「静から動」のギター・プレイが聴け、やはり名演です。