エグベルト・ジスモンチの2nd(?)でしょうか?
81年版の「ジャズ人名辞典」には「ギスモンティ」と紹介されていますが、
最近は「ジスモンチ」という表記が多いようです。
本作は70年録音(25歳)のブラジル盤で、ECMに初リーダー作を吹き込んだのが
76年とありますので、発展途上の作品というとらえかたでいいのでしょうか。
ジャズのようでクラシカルなディテールや、またある時はプログレのようにも聴こえます。
「Lendas」ではアコギの伴奏をバックに唄う、ちょっと不気味なメロディですが、
ヨーロッパのプログレを想わせるナンバーで、結構お気に入りです。