10月初めにタワーの¥515のエサ箱で見つけたCDです。
その時は、アサイラム・ストリート・スパンカーズやホット・クラブ・オブ・カウタウンなどの
「バッファロー・レーベル」のシールが貼ってあったので、興味を持ったのですが、
本日、開封して聴いてみてビックリ!「この声は聴き覚えがあるぞ!!!!」
うっかりしてましたが、知る人ぞ知る!ロイヤル・フィンガーボウルのヴォーカリストだった人です。
90年代末に「HAPPY BIRTHDAY, SABO!」「GREYHOUND AFTERNOON」の2枚のアルバムを残して
解散したロイヤル・フィンガーボウルのアレックス・マクマレイのソロ・デビュー・アルバムです。
ロイヤルでは当時、トム・ウェイツをニュー・オーリンズ風のバンド・サウンドにしたような音で、
トム・ファンの間では密かに話題になったものです。
当然飛びついた私ですが、現在は2枚ともかなり入手困難と思われます。
さて、このソロ・アルバムですが、ロイヤルの時ほどのアクはなく、
それでいて、しっかりトムをリスペクトしている様子が伺え、ちょっと頬がゆるんでしまいます。
特にアコーディオンの入った「1914」や、
ジャジーなアレンジの「It's Not The Years, It's The Miles」などは
依然トムを崇拝している姿勢がわかります。
ちなみにラストの「Ballad Of An Old Dog」は、ブラインド・テストで、
迷わず「トム・ウェイツ!」と答えてしまいそうです。(笑)