『ケリー、チェンバース、コブという当時のマイルス・リズム・セクションを再度従えて、
ペッパーがコンポラに残した名作。』
名盤「ミーツ・ザ・リズム・セクション」と同様、マイルスのメンバーを率いて制作されました。
「ミーツ・・・」と違うところは、メンバーがウィントン・ケリー、ポール・チェンバース、
ジミー・コブであること、3曲のみtpにコンテ・カンドリが加わっていること、
ぶっつけ本番の「ミーツ・・・」とは違い、心の準備ができていたこと、などでしょう。
本盤ではテナーもプレイしており、タイトル曲はまさにテナーでブルーズをプレイしたいがために
作られたオリジナルです。「ミーツ・・・」でのリズム・セクションはマイルスのところ以上に
のびのびとした印象を受けましたが、今回のリズム・セクションもソツなくまとまっていて楽しく聴けます。
もちろんスリリングという意味では「ミーツ・・・」のほうが上ですが。