カムバック第2作目は日本先行発売の後、アメリカからリリースされたものです。
リヴの大ファンであるマイケル・フランクスが「I Must Be Doing Something Right」でデュエットしています。実直そうな唄い方のリヴと、ジャジーに唄うマイケルの対比が面白いナンバーです。またアコギ弾き語りの「My Father's Eyes」にガース・ハドスンがアコーディオンで加わり、ウッドストック周辺をチラッと想わせる、プロデューサー、アーティ・トラウムの粋な計らいです。
リヴ特有のハート・ウォーミングな作品が並ぶ中、兄ジェイムズとの共作「Vacation」はちょっとカントリーぽいアレンジで、アーレン・ロス(ウッドストック・マウンテンズ・レヴュー)がストリング・ヴェンダー・ギターを弾いています。ガースといい、このアーレン・ロスといい、ジョン・ホールも参加してますが、いろんな小細工があり、クレジットを見ながらニヤニヤしています。最後は弾き語りでスタンダードの「The Way You Look Tonight」を唄っています。この辺りのスタンダード・ソングが好きなようで、以前の「Over The Rainbow」のようにすっかり自分の唄にしてしまってます。