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 「BLUE PLATE SPECIAL」     1996

 アマゾンで「DICK POWELL」を検索すると、同姓同名のシンガーの作品と一緒に、
「DICK POWELL BAND」名義で本アルバム一枚のみ出てきます。

 ジャケ写真を見る限りは白人のブルーズ・ハーピスト兼シンガーのようで、
バンドのメンバーは写真がないので、白人なのか黒人なのかもわかりません。
ライナーによると、ジェイムズ・コットン、アルバート・キング、ポール・バタフィールド、
ボ・ディドリーなどと一緒にプレイした...とありますが、彼の名前を見たのは本作が初めてです。

 ジェイムズ・コットンに捧げられた本作は「Sweet Home Chicago」「Walkin' Blues」
「Messin' With The Kid」などのブルーズ・クラシックと共に、
ダニー・クーチマーの「The Sky Is Falling」やドン・ニックスの「Same Old Blues」などが
取り上げられており、前者でのハープとギター・ソロはなかなかハギレが良く、
ヴォーカルもボズ・スキャッグスを想わせるようなところがあって、なかなか良かったです。
後者はフレディ・キングが70年代にシェルターでレコーディングしており、すごく好きなナンバーですが、
ディック・パウエルさんは丁寧に唄ってるせいか、ちょっと堅さが気になります。
でも素材としてはいい曲です。

 でもAMGで「Same Old Blues」を検索してもディック・パウエルさん、載ってないんですよねぇ。(笑)