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 「YEARS GONE BY」     1969

 『ブルース畑とR&B畑の両分野にまたがって活躍を続けてきたギタリスト兼シンガー、アルバート・キング。
その素朴な歌いまわしとワイルドなギターワークが見事にマッチした彼のスタイルは多くのファンをひきつけ、
このアルバムは今なお、ソウルやロックの若いファンに支持されている!』

 8ビートのリズミカルなA-1「Wrapped Up In Love Again」、インストのA-2「You Don't Love Me」、
ウルフのA-4「Killing Floor」、エルモアの「Sky Is Crying」など名曲揃いですが、
唄もギターもどこかクールでドロドロした熱いものが感じられません。

 60年代末から70年代初頭は、プレスリーのカヴァー・アルバムを出したり、
ドン・ニックスやジョン・メイオール等をプロデューサーに迎え、ロック・ファンをも取り込もうとしたりで、
たしかにグラグラしてた時期でもありました。(アルバートに限らず、ウルフもマディもフレディも皆そうでした)

 スタックスの作品ということもあり、MG'sのバッキングもソツがなさすぎ、
安心して聴けるというか、スリルのないものになってしまったというか...。