ジョニ・ミッチェルの家で(キャス・エリオットの家という説もあり)顔を合わせた3人はCとSが唄い、
それにNが即興でハーモニーをつけ、意気投合しグループを結成することになります。
当然かなりのウェイトでSが主導権を握る形になりますが、独特なハーモニー・ワークは、
70年代初頭のウェスト・コースト・サウンドに多大な影響を与えました。
彼らの功績がなければ、ウェスト・コースト・サウンドの台頭と発展はなかったと思います。
Yが加わる前のこの3人の中ではCがダントツに好きで、
他の二人のような明快なメロディじゃないところがいいですね。
A-3「Guinnevere」のような難解メロディにハーモニー・ワークが加わり、どこか神秘的ですらあります。
逆にB-4「Long Time Gone」はわかりやすいメロディです。
B-1「Wooden Ships」も力強いプレイで好きです。
ハーモニー・ワークが十分堪能できるのはA-4「You Don't Have To Cry」
B-3「Helplessly Hoping」などで、このようなハーモニー・ワークを真似たバンドが続出しました。
恐るべき「新人」(?)たちです。(グラミーの新人賞をもらってます)