イメージ 1

 「GORILLA」      1975

 70年代の中盤以降の作品の中ではけっこう好きなアルバムです。

 「Mexico」や「How Sweet It Is」では
「こんなに明るくていいの? こんなに幸せ一杯でいいの?」と、つい思っちゃいますが、
「Music」や「You Make It Easy」「I Was A Fool To Care」などは
「さまよう青年」のイメージが辛うじて維持されていてホッとします。

 明るい類の曲ではラス・カンケル、リー・スクラー、ダニー・クーチーが久々に顔を合わせているし、もう一つのリズム隊としてアンディ・ニューマーク&ウィリー・ウィークスが起用されているのも
面白いです。またロゥエル・ジョージが参加したちょっと場違いな「Angry Blues」もあり、
レニー・ワロンカー&ラス・タイトルマンのプロデュースのなせる技でしょうか。
「You Make It Easy」のサンボーンのサックスもたまりませんねぇ。