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 「MORE OAR」      1999

 スキップ・スペンスへのトリビュート・アルバム。

 実は「スキップ・スペンス」という名前、恥ずかしながら初めて知りました。
中古CD¥300で、トム・ウェイツの名前を見つけたので、迷わず買い!

 アレキサンダー・”スキップ”・スペンスなる人物は、ジェファースン・エアプレインのドラマーで
1stアルバム発売前に脱退し、モビー・グレープを結成した人らしいです。
彼が68年末に録音した「OAR」(700枚しか売れなかったとか...)というアルバムを
丸ごとカヴァーしたトリビュート・アルバムが本作です。

 オリジナルを知りませんし、参加アーティストもロバート・プラント、トム・ウェイツ、ベック、
ロビン・ヒッチコック以外はほとんど知らない名前ばかり...。
とりあえず、トム・ウェイツのトラックのコメントで誤魔化しておこう...(笑)

 トムがカヴァーしているのは「Books Of Moses」という曲で、
ヴォーカル、ギター、パーカッション、マラカスなどを一人で演奏してます。
ちょっとヴードゥー風の不気味な唄です。
歌詞がないのでわかりませんが、「Books of Moses bring me back to you ...」と唄われているようです。
トムのアルバムに入っていれば全然違和感がないのですが、このトリビュートの中ではひときわ不気味です。

 ラストのトラックの後、5~6分ブランクがあり、かなり不気味なサウンドと声が収録されているのですが、
これはスキップ・スペンス本人の音源でしょうか。サイケのような、ブッとんでるような...?


 「MORE OAR a tribute to the SKIP SPENCE album」

   ROBERT PLANT / LITTLE HANDS
   MARK LANEGAN / CRIPPLE CREEK
   ALEJANDRO ESCOVEDO / DIANA
   THE DUROCS / MARGARET TIGER-RUG
   JAY FARRAR & THE SIR OMAHA QUINTET / WEIGHTED DOWN (THE PRISON SONG)
   MUDHONEY / WAR IN PEACE
   ROBYN HITCHCOCK / BROKEN HEART
   DIESEL PARK WEST / ALL COME TO MEET HER
   TOM WAITS / BOOKS OF MOSES
   GREG DULLI / DIXIE PEACH PROMENADE (YIN FOR YANG)
   THE OPHELIAS / LAWRENCE OF EUPHORIA
   FLYING SAUCER ATTACK / GREY-AFRO
   ALISTAIR GALBRAITH / THIS TIME HE HAS COME
   ENGINE 54 / IT'S THE BEST THING FOR YOU
   OUTRAGEOUS CHERRY / KEEP EVERYTHING UNDER YOUR HAT
   BECK / HALO OF GOLD
   THE MINUS 5 / DOODLE