フィドラーでありシンガーであるクリントンが自らのバンドを率い作ったアルバムです。
この人のことは詳しく知りません。
最近ではニール・ヤングの「プレイリー・ウィンド」に1曲だけフィドルで参加してました。
フィドラーはギタリストやピアニストなど他の奏者と違い、
唄いながら同時に弾くということは多分難しい楽器だと思うのですが、
その分、ヴォーカルに専念でき、間奏になったら「待ってました!」とばかりに弾きまくるのか、
と思えば、そうでもなく、あくまでもヴォーカルがメインになってます。
むしろ彼のフィドルよりもスティール・ギター(ダン・ダグモア、ソニー・ガーリッシュ)の方が
目立ってるかも。
ただ1曲のみオリジナルのインスト「Hacksaw」では、
フィドル、ピアノ、バンジョー、ギターなどがからむハイ・テンションなダンス・チューンのような曲で、
この曲ではじめて「あぁ、フィドラーなんだ」と認識させるようなサウンドでした。