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 「DINNERTIME」     1972

 テイラー家の長兄アレックスの2ndです。
ズボンに染みをつけながら西瓜に夢中!
弟たちとは違い、SSWではなく、カヴァーを集めたアルバムです。

 R&Bテイストの強い人で、この辺りはジェイムズやリヴィングストン、ケイトなども
影響を受けてるかも知れません。ちなみにジェイムズの「Sweet Baby James」は
アレックスの子供ジェイムズへの子守唄です。

 選曲もよく、ランディ・ニューマン、ステファン・スティルス(バッファロー)、
ジェシ・ウィンチェスター、ハウリン・ウルフ、チャーリー・リッチ、ボブ・ディランなどの曲を
取り上げており、可もなく不可もなく...といった仕上がりです。
R&B風といいながら今ひとつキメ手に欠けるヴォーカルと平凡なアレンジ...
ちょっと損してるかな?

 残念ながらCDにはクレジットがなく、マッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャンが
中心らしいのですが、詳細不明、またテイラー家のだれかが参加してるのかも不明。
写真で見る限りは弟たちとは違い、神経質そうには見えません。

 もうひとつ、Chester Burnett作の「Who's Been Talkin'」、
チェスター・バーネット=ハウリン・ウルフで、
「Who's Been Talkin'」=「I Loved Another Woman」
(マック時代のピーター・グリーンの十八番)としても有名です。