ドン・ギブスンという名前を知らなくても、
レイ・チャールズでお馴染みの「愛さずにはいられない」とか、
ひょっとしたらニール・ヤングの「オー・ロンサム・ミー」は皆さんご存知でしょう。
この2曲はどちらも1958年、前者はカントリー・チャート7位、後者は同1位でした。
ニール・ヤングの「Oh Lonesome Me」は3拍子にアレンジされ、ハーモニカも加わって、
「あ~、ロンサムなんだ...」と変に感心してたものですが、
このオリジナル・ヴァージョンはテンポも速く、軽快な曲で、
「えっ!?これがあの『Oh Lonesome Me』?」と思ってしまうほどの楽しそうなロンサムでした。
また「Sweet Dreams」はエミルゥなどによってカヴァーされてたし、
そして何と言っても「愛さずにはいられない」、これもいろんな人にカヴァーされてますが、
やっぱバックにスティールの入ったカントリー・ヴァージョンはたまりません。
ジャズ界、カントリー界、ポップス界...とにかくいろんな時代の、
いろんな人によってカヴァーされた、まさに20世紀の名曲です。