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 「MUD SLIDE SLIM」     1971

 『世界中の若者を魅了し尽くした ”銀色の声”、ジェイムス・テイラーの名盤中の名盤』

 かなりラフに制作された前作「SWEET BABY JAMES」に比べ、
バンド・サウンドがしっかりしたものになり、前作とどちらが好きか?というと
意見の分かれるところでしょう。

 キャロル・キングとダニー・クーチがいなかったらどのようなサウンドになっていたのか?
本作を聴く度に思いを馳せます。スタンダード「You've Got A Friend」をはじめ、
バンジョーとフィドルが加わった「Riding On A Railroad」や「You Can Close Your Eyes」
「Long Ago And Far Away」など、どの曲もJ.T.節になってるのが
当時すごく不思議に思えたのと同時に、虜になってしまいました。
飾ることなく「喜び」「哀しみ」「悩み」などを表現するときっとこうなるのでしょう。

 アルバム全体を通してコンガの音が効いています。
ラス・カンケルとダニー・クーチが叩いているものです。