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 「CAN'T BUY A THRILL」     1972

 『その独特な音楽性でウェストコーストのロック・シーンに突然現われ、
一躍全米のトップ・グループになったスティーリー・ダンの不滅のデビュー・アルバム。
デビュー・ヒット「ドゥ・イット・アゲイン」を収録した名盤中の名盤!!』

 実はオンタイムでのダンは「幻想の摩天楼」が最初で、その後、1st~3rdを買い集めたという経緯もあり、
最初にA-1「Do It Again」に針を落とした時、
ラテン風のパーカッションやデニー・ディアスのシタール風のギター・プレイが好きになれず、
A-2「Dirty Work」のデヴィッド・パーマーのふにゃふにゃヴォーカルにも馴染めず、
がっかりした事を覚えています。
「THE ROYAL SCAM」との音創りの違いに面食らったせいもあるのでしょう。
しかし彼らの成長過程と音楽的変遷を知る上で重要な一枚には違いありません。

 CSN&Y以降、アメリカン・バンドがこぞってコーラス・ワークを取り入れ、
ダンも例外ではなく、かつ各人のジャズ・フィーリングがチラチラ覗える、
ちょっと毛色の違うアメリカン・バンドという印象でした。