『耳を傾ける音楽が帰ってきた。鈴木茂、浜口茂外也が全面参加して佳孝ファンタジーが甦る。』
全曲、詩は松本隆さんで、アレンジは鈴木茂さんが担当してます。
何故知らない同志
何故ひかれてく
わりきってる関係を
君が先にはみだしてた
と唄う「・・・恋かもしれない」
妻と別れた男が娘に会い、
愛の距離は遠くて近い
別の場所で生きているけど
と唄う「魂のデート」
松本さんの詩に、時には拒否反応みたいなのを憶えた私ですが、
本作での詩は、南さんの私小説みたいで、上記の2曲が特に好きです。
(でも本人の詩じゃないから詩小説じゃないなぁ)
浜口さんのサポート(パーカッションなど)により、
ブラジリアンなムードが随所に感じられる作品です。
(南さん特有の「キザっぽさ」が少し影をひそめ、大人の唄が展開されてます)