『予期せぬ出会いの新鮮さは、胸いっぱいの懐かしさ。
「日付変更線」「プールサイド」など往年の名曲のセルフカヴァーを含む
2年半振りのニューアルバム。』
「日付変更線」「夜間飛行」「プールサイド」「ピストル」のセルフ・カヴァー曲と
ラストの「上を向いて歩こう」はDAVID GARFIELDという人がアレンジとキーボードを担当してます。
この方はジェフ・ポーカロのトリビュート・アルバムなどを作った人で、
南さんの名曲を、イメージを損なうことなく見事にリメイクしてます。
(録音はハリウッドのRECORD PLANT)
名曲「プールサイド」・・・来生えつこさんの詩で、
3本の指に入る「マイ・フェイヴァリット」です。
イントロがオリジナルと替わってますが、まったく違和感なし。
プールで泳いでいる女性を、見守る男の心情を唄ったもので、
私ならだれのものにも
なりませんからねと
ただひとことだけ
すげなく釘をさしたね
プールを「小さな宇宙」「青いスクリーン」と表現する、来生ワールドが展開されます。
新曲「I Love You」は、確かTVドラマに使われてたような...
どんなに遠く離れていても
海と雲と 僕の愛を
君に届けよう
世界中でたった一人になっても
君を愛してる
といった、ちょっとくすぐったくなる詩で、詩は南さんご自身です。
もの哀しいピアノのイントロがたまりませんねぇ。
そして優しく丁寧に唄われた「上を向いて歩こう」、ちゃんとなってます、南節に。