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 「MAN ALIVE!」     2005

 タワレコでふと見つけてしまいました。何のまえぶれもなくひっそりと陳列されてました。

 ジョー・ヴァイタールやマイク・フィニガン、ラス・カンケルら旧友達と作った新譜です。
普通なら「円熟の境地」と言いたいところですが、昔から変わってないですね、この人は。
自分のスタイルを崩さない人です。

 本作の目玉は、ニール・ヤングが参加した「Round The Bend」と「Different Man」か、
と思いきや、前者はギターのみの参加で、それもバリバリ弾かせるわけでもなく、
バトルがあるわけでもなく...。
片や、「Different Man」はアコースティック・ナンバーで、ニールはコーラスでも参加、
また「Drivin' Thunder」という曲は、ステファンとニールの共作ですがニールの参加はなし。
ま、この二人が一緒にやること自体、一昔前までは「一大事件」として扱われてたのですが...。

 もう一つの目玉は、ラストの11分に及ぶ「Spanish Suite」にハーヴィー・ハンコックが
ピアノで参加してることでしょう。ステファンお得意の米語とラテン語のチャンポン・ナンバーで、
ガット・ギターで唄い、組曲の後半はハーヴィーのピアノが控えめに入り、
ステファンのガットとハーヴィーのピアノの掛け合いも聴けます。
どのようないきさつでハーヴィーが参加したのかはわかりませんが、
元来、スパニッシュの得意なステファンの「俺が、俺が...」的展開でした。
これがまたこの人の魅力なんだよね。「俺が、俺が...」