『どこか遠くへ、どこか南風の吹く暖かい場所へ行きたい。』
このアルバムでは半数の曲でも詩を書いてます。
「Monte Carlo Samba」や「陽のあたる風景」など、
ラテンリズムやバンドネオン、マリンバ等を使うことによって、異国の香りを演出してます。
おしゃれです!!
唯一のインスト「Magic Of The Midsummer」も不思議なムードの曲で、
一瞬80年代のTOM WAITSを連想してしまいました。
「Midnight Eve」での東京スカパラのブラスはほどよくサウンドを引き締め、
いい感じに仕上がってます。南さんのヴォーカルの高音部がちょっと辛そうに聞こえますが、
これが以降の「売り」です。
前作「東京物語」の余韻を少しだけ引きずった構成になってます。
ということで、
登場する動物:野良犬
登場するお酒:今回はお酒なし
Favorite tune:Midnight Eve
Favorite lyrics:葡萄色の町