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 「WIRED」     1976

 当時のクロスオーヴァーを振り返ると、ジャズ系のミュージシャンが
ロックやファンクのリズムを取り入れるケースが多く、ベックのようにロック側からのアプローチは
まだ少なかったように思います。

 前作「BLOW BY BLOW」が大成功(あくまでもロック・シーンにおいて)し、
続く本作ではマハヴィシュヌのヤン・ハマーを迎えていますが、
リズムもベックのフレーズも「ロック100%」で、ミンガスの曲ですらロック・ギターです。
ヤンやナラーダなどを迎えても自分の姿勢を貫き通せるのはさすがベックです。