JEFF BECK 「WIRED」 「WIRED」 1976 当時のクロスオーヴァーを振り返ると、ジャズ系のミュージシャンが ロックやファンクのリズムを取り入れるケースが多く、ベックのようにロック側からのアプローチは まだ少なかったように思います。 前作「BLOW BY BLOW」が大成功(あくまでもロック・シーンにおいて)し、 続く本作ではマハヴィシュヌのヤン・ハマーを迎えていますが、 リズムもベックのフレーズも「ロック100%」で、ミンガスの曲ですらロック・ギターです。 ヤンやナラーダなどを迎えても自分の姿勢を貫き通せるのはさすがベックです。