1曲目の「Big Guns」から全開!ドラムスもベースもシンプルなので
ロリーのギターがなお更引き立つようです。
クリサリス移籍後、少しコマーシャルっぽい要素が見られた作品もありましたが、
トリオ編成に戻ってからはまたストレートなロック・スタイルになりつつあります。
ただポリドール時代のようなブルージーな面が薄くなったような気もしますが...。
「TATTOO」の頃のようなズッシリと重みのあるサウンドが見当たらないのがちと残念です。
唯一「Jinxed」がマイナー・ブルーズ風ですが、やっぱり重みが足りない。
(ピーター・グリーン風?)
「Ride On Red, Ride On」ではハーモニカとスライドプレイが聴けます。
テンポが速いのでブルージーな雰囲気は残念ながら希薄です。
それとアルバム全体に感じることですが、以前のスタジオ・ライヴ的なレコーディングによる緊張感が
欠けているように思うのですが...。