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 「INTO THE PURPLE VALLEY」     1972

 『我国でも人気上昇中のボトルネック奏者、第2弾を発表!!'72年のベストLP。』

 なんと、「ボトルネック奏者」として紹介されてます。

 デビュー作はヴァン・ダイク・パークスのプロデュースで、本作はジム・ディッキンスンが担当、
よりまとまり感が出たように思えます。
本作を語る時、しばしば「ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ」が引き合いに出されますが、
聴いてないのでよくわかりません。
ただ、古い素材を生かしながら、現代風に再構築するといった手法は以後ずっと変わりありません。
(まさに「温故知新」ですね)

 A-5「Teardrops Will Fall」でのシンプルで素直な歌詞も素晴らしいし、
B-1「On A Monday」でのボトルネックも初期のライの魅力を最大限に引き出してます。

 この頃は、ロック・ミュージシャンもマンドリンをフィーチャーすることが多くなり、
ロリー・ギャラガー、ザ・バンド、ライなどが積極的に導入してます。
(ルーツ探求型ミュージシャンにはマンドリンは不可欠なのでしょう)