ミュージカル「ブラック・ライダー」のために書かれた作品。
敬愛する作家ウィリアム・バロウズと仕事ができる、ということでかなり気合の入ったアルバムです。
CDのブックレットにもいつになくトムの写真がたくさん載ってます。
ソウ(のこぎり)を使ったり、西部劇風のサウンドを作ったりと、新たなアプローチもてんこ盛。
ソウとチャンバーライン(電子楽器?)を使った奇妙な「Black Box Theme」、
続く「'T' Ain't No Sin」はバスクラとマリンバの妙なアンサンブルをバックに
バロウズが歌ってます。そしてオルガンをバックに歌われた「The Briar And The Rose」、
美しいメロディです。ホリー・コールもカヴァーしてましたっけ。
ストーリーがわからないので小品集として聴き通すと妙なメロディ、妙な楽器、
不気味な音、美しいメロディ...など、いろんな音に包まれて、
なぜかノスタルジックな雰囲気に浸れる作品でした。