『思いのままをスクリーンに投げかける 失われたものよ、心だけはいつまでも』
たぶん、一番売れたアルバムではないでしょうか?
「オヴァーチュア」に続く「スローなブギにしてくれ」
このコード進行は洋楽ではよく使われるパターンですが、
日本語の詩をのせてサマになるのは南さんぐらいでしょう。
「ホリゾント」来生さんの詩ですが、歌手でしょうか、舞台女優でしょうか?
悲しい結末を唄った歌です。ラストのオーケストレーションとそれにからむ大村憲司のギターが
泣き所です。
「Hotel」、このアルバムで一番好きな歌です。
南さん自身のコンサート・ツアーでのホテル暮らしを唄った歌でしょう。
「デ・ジャ・ヴ」はちょっとボサノヴァの香りがする冬の海辺。
「オンリー・ユー」男は独占欲が強いものです。
「男」を描いた来生さんの詩はいいですね。
坂本さんが今回アレンジャーからはずれた分(きっとYMOも忙しかったのでしょう)
全体的に落ち着いた感じがします。オーケストレーションを多用したのも効果的です。
Favorite tune:ホリゾント、Hotel、デ・ジャ・ヴ
Favorite lyrics:Hotel
次はいよいよ「Cool」の入ってる「Seventh Avenue South」です。