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「SILK SCREEN」     1980
 
 『思いのままをスクリーンに投げかける 失われたものよ、心だけはいつまでも』

 たぶん、一番売れたアルバムではないでしょうか?

 「オヴァーチュア」に続く「スローなブギにしてくれ」
このコード進行は洋楽ではよく使われるパターンですが、
日本語の詩をのせてサマになるのは南さんぐらいでしょう。

 「ホリゾント」来生さんの詩ですが、歌手でしょうか、舞台女優でしょうか?
悲しい結末を唄った歌です。ラストのオーケストレーションとそれにからむ大村憲司のギターが
泣き所です。
 
 「Hotel」、このアルバムで一番好きな歌です。
南さん自身のコンサート・ツアーでのホテル暮らしを唄った歌でしょう。

 「デ・ジャ・ヴ」はちょっとボサノヴァの香りがする冬の海辺。

 「オンリー・ユー」男は独占欲が強いものです。
「男」を描いた来生さんの詩はいいですね。

 坂本さんが今回アレンジャーからはずれた分(きっとYMOも忙しかったのでしょう)
全体的に落ち着いた感じがします。オーケストレーションを多用したのも効果的です。

 Favorite tune:ホリゾント、Hotel、デ・ジャ・ヴ
 Favorite lyrics:Hotel

 次はいよいよ「Cool」の入ってる「Seventh Avenue South」です。