『世界中の音楽評論家が大絶賛したトム・ウェイツの最高傑作!!』
アイランド2作目で、ラウンジ・リザーズのジョン・ルーリーやマーク・リボーなどが参加してます。
(ジョン・ルーリーは元々トムの信奉者で、後に映画「ダウン・バイ・ロー」でも共演している)
「Clap Hands」で聴かれるように、マーク・リボーの特徴は「ハズシ・フレーズ」にあるでしょう。
マークのギターと、今回かなりフィーチャーされてるパーカッション(それも湿った音の)
が印象的なアルバムです。
「Big Black Mariah」では、キース・リチャードがギターで参加してますが、
クレジットを見なければわからないほどです。
従来からのトムの特徴である「メロディの美しさ」は本作では「Time」に表れており、
ギター、ベース、アコーディオンのシンプルな伴奏で、低めのキーで唄われてます。
ラストの「Anywhere I Lay My Head」もいい歌です。
ブラスをバックに唄われ、エンディングは「暗いニューオーリンズ」風になっていて面白いですね。
先にも書きましたが、キース・リチャードが「Big Black Mariah」「Union Square」
「Blind Love」に参加してます。「Union Square」はキースお得意のロックンロール、
「Blind Love」ではちょっとカントリーっぽいバッキングを弾いてます。