『ブルーズィーなギターがうなるロビン・トロワーのクリサリス第4弾!
1975年2月3日ストックホルム・コンサート・ホールに於ける白熱の実況録音盤!』
『実況録音盤』という表現が懐かしいですね。
トリオ編成というと、スタジオ・ワークとライヴの出来の格差が感じられるのが普通ですが、
ロビン・トロワー・トリオはそのようなことをまったく感じさせない数少ないトリオだと思います。
A-2「Daydream」のようなスロー・テンポの曲からA-3「Rock Me Baby」での弾きまくりなど、かなり密度の濃い内容です。
来日ステージではベーシストを新たに加え、
ジェームズ・デュワーをヴォーカルに専念させてましたが、
動きの少ない、じっくり聴かせるステージでした。
当時よくジミヘンが引き合いにだされてましたが、
たしかにジミヘンからの影響は多大にありますが、
歌いながら弾くギタリストと歌わないギタリストとでは、おのずと取り組み方が違うし、
とにかく「スリリング」という言葉がピッタリのギタリストでした。